岩手鉄鋼構協との技術交流会を終えて
JSCA東北支部技術委員会では、以前(平成9年~14年にかけて)東北6県の鉄骨製作者との懇談会を一度開催していました。 その後、計算書偽装問題、建築基準法改正があり、各地の構造設計者または建設業界においてどう影響を受けているか、また、構造設計者と鉄骨製作者が互いの考えを共通に理解し鉄骨製品を作りあげられるか、などを主眼とし再び交流会を岩手県の花巻で企画いたしました。
JSCA 東北支部技術委員長 渡部恵一
平成20年10月9日JSCA東北支部技術委員会では、以前(平成9年~14年にかけて)東北6県の鉄骨製作者との懇談会を一度開催していました。
その後、計算書偽装問題、建築基準法改正があり、各地の構造設計者または建設業界においてどう影響を受けているか、また、構造設計者と鉄骨製作者が互いの考えを共通に理解し鉄骨製品を作りあげられるか、などを主眼とし再び交流会を岩手県の花巻で企画いたしました。
この交流会が一般社会に対し、「構造設計」「鉄骨造」の信頼を向上させられことを期待し、その交流会の内容を報告いたします。
【日 時】
平成20 年9 月26 日(金)14:30~
【開催場所】
(株)デンロコーポレーション 東北ガルバセンター
【日 程】
(1)見学会 14:30~15:30 東北ガルバセンター(溶融亜鉛めっき工場)
(2)交流会 15:45~18:00 同上会議室 (質疑応答)
(3)懇親会 19:00~21:00 会場:花巻温泉(ホテル千秋閣)
【参加者】
JSCA12名(懇親会は6名)、鉄構協16名、報道関係者2名
1. 溶融亜鉛めっき工場の見学会
- めっきについての概要説明を受けた。(メンテナンスコストに優れている点など)
- 長さ14m(東北最大規模)のめっき槽と前処理工程(臭気対策)などを見学した。
- めっき工場内の写真撮影は許可されないので、見学者の記憶に留める。
2. 意見交流会
- 鉄骨のロールに日数がかかる。BCP 材で7.5 ヶ月、BCR 材で5 ヶ月。
⇒他の構造(RC造)に変わる可能性が高くなる。 - その他の協議事項は別紙の「質問・提案」資料による
(1)岩手県鉄構協青年部からJSCA東北側への質問・提案事項(PDF_84KB)
(2)岩手・宮城内陸地震の被害状況について(PDF_996KB)
(3)溶融亜鉛めっきに関する質疑事項と回答(PDF_736KB)
3.懇親会
- 「鉄骨製品を作る時に、構造設計者に相談したいことが、たくさんある」と聞きました。それが出来ない理由は、ゼネコンの工事担当者と構造設計者の関係に距離があること。また構造監理についての報酬など体制が整っていないことなどがあるのではないかと考えさせられました。
- 「コストを抑えるために、施工図を無くせないですか?」という意見もありました。
- 岩手県の鉄工所関係の企業で青年部に入会しているのは約半分です。この様な交流会を開催して、宣伝し、幹事となる人を育てたい。
4.最後に
その他の意見として、「東北の他の県でも企画したらどうですか?」などご支援を頂き、今後も特殊な工場の見学会など貴重な体験を企画していきたいと考えています。
今回のJSCA東北支部技術委員会からの要望を受けて頂いた(株)デンロコーポレーションの方には多大なる協力を頂き、厚く感謝申し上げます。
また、岩手県鉄構協青年部の方々にも、ご多忙のところお集まり忌憚の無いご意見を頂き、更に感謝申し上げます。

